Wednesday, January 19, 2011

The Social Network を観てきました。




僕がSNSを初めて使うようになったのは、SNSが広く知られるようになった頃とさほど変わらない。2003年の冬、僕はロンドンにいたのだが、その時おそらく一番人気のあったFriendsterに登録したのがきっかけだったように思う。Facebookも、当時の友人と連絡を取り合うのを目的に、その黎明期(2003~04)から登録している。 

当時、僕は学生で、Facebookの設立者のマークもまた、学生だった。ハーバード大学からイェール大学、オックスブリッジへと、Facebookが大西洋を渡り利用者が100万人を超え…という頃だった。2003年のイギリスというのは、僕にとって大きな意味を持つから、懐かしさに酔ったところはあると思う。 

それでも、それ以上にこの映画は、観る人を身体ごと引きずり込む力をもっている。大音響のクラブに行ってお酒が入ったときに、身体が自然と動き出すような、そういう引力だ。音響が卓越しているのはもちろん、台詞、物語の進行、映像、すべてが渾然となってリズムが生まれている。さらに、この作品はFacebookの爆発的な拡大以前を描いたものだが、5億人を超える利用者がいる今日のFacebookへの拡大の予感、可能性のもつ躍動感、爆発力への期待もまた、このライブ音楽の重要な旋律となっている。 

だから、この映画は絶対に劇場で観た方がいい。ガンガン音が響く劇場で、大スクリーンに引きずり込まれて欲しい。

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